ソフィア王妃芸術センター

スペイン マドリッドといえばプラド美術館とソフィア王妃芸術センター。前者は古典的なヨーロッパの美術、後者は近代美術が中心です。スペイン旅行に行く前、たまたま目に止まった 原田マハの「暗幕のゲルニカ」を読んでいたため、特にピカソの「ゲルニカ」には興味がありました。スペイン市民革命とフランコとナチスによるバスク地方のゲルニカへの爆撃と、当時のパリの芸術家の雰囲気、スペインの中の「州」のアイデンティティなどが感じられるとても興味深い小説でした。(どこまで史実でどこまでフィクションなのか、すらよくわからず、、)

暗幕のゲルニカ (新潮文庫)
原田 マハ
新潮社
2018-06-28

その主題であるゲルニカがあるのがソフィア王妃芸術センターでした。が、なかなか、どうしても近現代美術って現代社会へのメッセージみたいなものが強くて疲れるんですよね〜トレド観光の帰りの夕方に行ったのもあり、ちょっと疲れ気味で周りました。展示室の白い壁が特徴的で、とてもクリーンなのですが、どこか重々しい空気感を感じるような、雰囲気のある美術館でした。とはいえ、海外の美術館がいいのはとにかくゆっくり観て回れること。体力のある限り見ることができました。目的だった「ゲルニカ」も見ることができました。想像していたより白黒の濃淡が淡く表現されていて(力強いというより、逆に)すごく繊細に感じました。

プラド美術館

そしてもう一つのマドリッドを代表する美術館がプラド美術館。こちらはスペイン王室がコレクションの基礎とのことで、古典的なものから19世紀くらいまでの名作が多くありました。プラド美術館で印象に残ったのはゴヤの黒い家というシリーズ。他の部屋にあるゴヤの作品とは明らかに違い、とても暗い色調の、なにか人を裏側のドロドロとして部分を描くような作品。見入ってしまいました。ヨーロッパの絵画は聖書やギリシャ神話などの同じモチーフやテーマを、様々な角度(似た角度も含め)で描かれた多くの作品があるので比較してみれると面白いですね。(解説聞きながらでないと私はすぐ忘れてしまいますが)なお、正面の一番わかりやすい入り口はオンラインでチケットを購入していない方向けで、今回オンラインで入場券を買って行きましたが、その際の入り口は場合によって変わるようなので要注意です。ガイドブックに書かれているものとも違いました。

Madrid Rio, Matadero

泊まったホテルの裏の「マンサナーレス川」の川岸がとてもいい雰囲気の緑地帯「MADRID RIO公園」として整備され、また、古い屠殺場を改修して「マタデッロ・マドリード(Centro de creacion contemporanea)」というアートスペースができていました。古いレンガの建物をリノベーションしている雰囲気がとてもいい感じでした。ホテルが近かったので、マドリッドに到着した夕方や、バルセロナに移動する前の早朝に散歩することができました。週末の夕方(といってもスペインの夕暮れは遅く20時くらいと思います)をゆったりと家族や恋人とすごしている雰囲気の中を、私もゆったりすることができました。いい雰囲気だったな。犬の散歩をしている方をスペインではよく見かけましたが、公園の中では誰もリースをつけていなかったですね。犬もストレスが少ないと攻撃的になったりはしないのかな。