Handycam購入後、一連のワークフローが固まってきたので自分メモも含め、紹介します。

ちなみに私のユースケースは、旅行や大きなイベントでの利用で、場合によっては、撮った動画を(奥さんが)切り張り編集をして、編集結果をオンラインやBDに焼いて(相手によってはDVDにも)、関係者にシェアする、というような感じです。最近はデジカメやスマホでちょっとしたクリップ動画は撮れるので、Handycamでは、比較的がっつり一日動画に収める、ということが多いです。


撮影モード

最近のHandycamにはXVC Sなるビットレートの高いモードが増えていました。低圧縮で美しいそうです。もちろん試しました。が、このモード(XAVC S HD/60p)だと内蔵メモリー64GBでも撮影時間は2時間35分、一方、AVCHD/60p/PSモードだと、5時間05分。旅の途中でバックアップをするにしたとしても、2.5時間はちょっと心もとなく、また画質も違いが分かるほどでもなかったので、AVCHD/PSモードに落ち着きました。撮影モードとは関係ないと思いますが、画質という意味ではこのCX680、フォーカスの追従が甘いような気がして(他と比べてという意味ではなく期待値的に)、その点だけが画質面ではやや不満点です。

動画の撮影可能時間の目安

旅先でのバックアップと保存

例えば、一週間の海外旅行をする、といった場合だと、5時間分撮影できるといってもやや不安ですので旅先でのバックアップ(というか移動・保存)も気になっていました。ここは、ばっちりソニーさんがソリューションを用意してくれていて、USB経由でUSBメモリーやハードディスクに書き出しが可能です。書き出したメディアをマウントして、そこから内蔵メモリーと同じように再生なんかもできます。メモリーカードも使えますので、それでもいかもしれませんが、私の場合メモリーカードは失くしそうなのと、ちょうど500GBのポータブルHDDが手元にあったので、いまはこれでいけています。

旅先のシチュエーションではUSB充電できるのはすばらしいですね。ホテルでの充電はもちろん、場合によってはモバイルバッテリーなんかもあるので安心感が抜群です。

最終保存先

旅の終わりには、PCなどのストレージにバックアップする必要がありますが、ここでもポータブルHDD(もしくはSSD)にしておけば、そのまま保存先としておくことができます。再生したいときはHandycamにメディアをUSB経由で接続して再生もできますし、PCに接続すればHandycamのメディアとして認識されるのでインポートしたり再生したりも可能です。

まだ、500GBのディスクに余裕がありますが、おそらくいっぱいになったらポータブルHDD/SSDを買い増す運用になるんじゃないかと思います。

動画編集

うちの、動画編集アプリ歴は結構変遷があり、、初めは購入したVAIOにバンドルされていたAdobe Premiereを使っていました。初めにこれで慣れていたので、「簡単、おまかせ編集」的なアプリにはなじんでおらず、どちらかというとタイムラインにビデオと音楽を配置してこつこつやるタイプです。その後、PCを変えた際にPremiereは高かったので、Ediusに乗り換え。ところがEdiusが一般向けのラインナップについてはWindows10からサポートを止めてしまい、、結果的に使い始めたのが、Vegas Pro 14.0でした。開発元がSonyの関係会社っぽかったのでHandycamのサポートなんかもよかろうという期待もありましたし、1万円くらいで比較的リーズナブルなお値段で購入できました。で、今回Vegasを初めて使ったのですが、悪くないですね。無骨な感じですがいい感じです。PCの性能が上がっていることもあるとは思いますが、パフォーマンスも十分。また期待通り、動画編集の際に混乱するプロジェクトの設定なんかも、Handycamと共通する名前の設定があったりして安心感ありました。動画編集は、最近は私はめっきりで、主に奥さんのお仕事なのですが、すぐに慣れてさくさく編集しておりました。

vegasプロジェクト設定

ディスクオーサリング

編集後は、一度、レンダリング(Vegas用語? ファイルにExportすること)したのち、付属のオーサリングソフトで簡単なBDのメニューをつけて、.isoで書き出せます。BDに焼く際のレンダリングの設定は何にしたらいいか迷いましたが、XAVC S(mp4)で書き出しました。BDの元動画に使え、また、そのままオンラインストレージなんかにもあげられました。容量の問題があった場合は、豊富なバリエーションから適度に圧縮されるエンコードを選ぶこともできます。

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共有

また、実際にお宅に伺った際に動画を垂れ流すなんてのもいいです。せっかくHandycamがあるので、編集後の動画も含めて、Handycamに書き戻しておけば、HDMIケーブル1本でお宅の大画面TVで鑑賞が簡単です。

初めは、先ほど書き出したXAVC SがそのままPlayMemories Homeで読めたので、それを書き戻してみたのですが、本体で再生しようとすると、サムネイルは表示されるものの再生しようとすると「データエラー」となってしまいました。が、レンダリングで新たに、AVCHDを選択したところ、ちゃんと本体でも再生できました。やっぱりAVCHDの方が互換性とかは高いのですかね?

vegasレンダリング設定


編集して作品っぽくした動画はすごく喜ばれるので、せっかくなので一緒に見たいですよね。書き戻しはお勧めですがなかなか、ハードル高いかもしれません。書き戻した後サムネイルが表示されない場合は、本体の撮影モードの選択なんかも関係するようです。再生モードだけじゃないので注意。

以上、自分メモ的にまとめておきました。